Service
事業内容
植えて、育てて、伐って、また植える。森のサイクルすべてが私たちの仕事です。
健康な森林のサイクル
森は手を入れてこそ健康に保たれます。植栽から皆伐まで、 そして再び植栽へ。このサイクルを回し続けることで、 森林の公益的な機能が維持され、森の価値が高まっていきます。
↺ 100年単位で巡る、森のいとなみ
Forest Design
森づくり
私たちが掲げるのは、大きな機械で一気に伐り出すのではない、超保全型の「小さな林業」。 小さな重機と2トンダンプで山から少しずつ木を出し、山への負担を最小限に抑えます。 すべての土台になるのが「道」。だからこそ、100年先まで崩れない一本の道づくりに最も力を注ぎ、 地形や土質、水の流れや植生を読み解きながら、災害に強い森を設計・施工します。 「山で出たものは山に還す」——無駄を出さない循環の考え方が、私たちの森づくりの根っこにあります。
- 崩れない作業道の開設
- 森林調査・測量
- 間伐・保育間伐・枝打ち
- 倒木処理・現地発生材の活用
- 高密度植栽・獣害対策
- 補助金申請サポート
Forestry
林業・伐採
木々の間隔を拡げる間伐で、太陽の差し込む健康的な森に。残った木は太く大きく育ち、 また伐り出せる木が増える——この好循環が、森を長く豊かに保ちます。 成長した木は規定の長さに伐り分け、山土場から木材市場へ搬出。 重機の入れない住宅街や神社仏閣では、アーボリスト(ツリークライミングの技術者)による 特殊伐採で対応します。庭木の伐採処分や、隣地へ侵入する竹林の整備も承ります。
- 間伐・皆伐
- 木材の搬出・運搬
- 特殊伐採(アーボリスト)
- 庭木の伐採処分
- 竹林整備
Environment
環境・木育
自然の大切さ、なによりも自然の楽しさを次の世代へ。私たちにとって環境教育は、 森づくりと並ぶ大きな柱です。小学校の「森林ESD」や職場体験、中学校の総合学習に 森で働くプロ(森プロ)として参加し、間伐体験・薪割り・輪切りコースターづくり・ 年輪や香りの観察・火育まで、体験を通して森を伝えています。 静岡県環境学習指導員の資格を持つスタッフが、子どもから大人まで森の入り口をひらきます。
- 森林ESD・体験学習
- 間伐・木育体験
- 薪割り・輪切り・火育
- 学校・団体向けプログラム
100年先を見据えた、崩れない山づくり
林業は、補助金や木材価格の制約のなかで営まれる仕事です。そのうえで私たちは、 100年先の森を残すために、100年持つ道をつくるという選択をしています。 少し遠回りに見えても、このやり方こそが山主さん・地域・そして私たち自身にとって、 長く価値の続く森づくりだと考えています。

01
間伐 ― 光を入れ、土を守る
間伐は、ただ木を減らす作業ではありません。込み合った木を適切に抜くと地面まで光が届き、 下草が根を張ることで表土が流れにくくなり、土壌が安定します。裸地のままでは雨が土を洗い流し、 やがて木の根が浮いて倒木を招きます。
さらに、空いた空間へ枝を伸ばした木は太陽をたっぷり浴びて太く大きく育ちます。 一本一本が強くなることで、森全体がより健全で丈夫に育っていきます。

02
倒木処理 ― 災害を未然に防ぐ
沢に倒れ込んだ木を撤去する作業は、防災の観点からとても重要です。倒木が沢に詰まると土砂が堆積し、 大雨で限界まで溜まると栓が抜けるように一気に崩れ、鉄砲水となって下流へ流れ下ります。 その先に民家があれば、災害に巻き込まれかねません。
私たちは、こうした被害を防ぐため、沢の倒木をウィンチで引き上げ、安定した場所まで運び出して処理します。 手間はかかりますが、山の安全と下流の暮らしを守るために欠かせない仕事です。



03
崩れない道づくり ― 私たちの核心
基本にしているのは、奈良県吉野で40年以上「崩れない道」をつくり続けてきた名匠・野村正夫氏に学んだ道づくりです。 急斜面でも小さな重機を使い、本線は幅員約2.5メートル・支線は約2メートルに収めて、山に負担をかけません。 ポイントは、崩れないように道をつくるのではなく、もともと崩れない場所を見つけて道を通すこと。
その鍵が尾根です。何千年も侵食に耐えて硬い部分が残った、山でもっとも安定した地盤。 この硬い地点を一つひとつ探し出し、点と点を線でつないで道の線形を描きます。 もう一つ気を配るのが水の流れです。水が一箇所に集まれば山は表層から崩れるため、 地下水脈のない場所を選びます。その手がかりは、木や植生そのものが教えてくれます。 木々の育ち方を読み解きながら、山と対話するように道をつくる——これが私たちのやり方です。

04
一般的な道づくりとの違い
大型のキャタピラ重機なら、硬い地点を探さなくても低コストで木材を出せます。それも一つの合理的な選び方です。 一方で、道幅を広げるために切土・盛土を大きくすると、盛土は斜面に押されて崩れやすくなり、 作業道が大雨のときに山を崩す原因になってしまうこともあります。
私たちは小さな重機で盛土を抑え、硬い地盤の上に道を通すことで、大雨にも耐える「崩れない道」をつくります。 この崩れないポイントを見極める設計こそ、最も時間と技術を要する部分です。

05
現地発生材の活用 ― 山の恵みを、山に還す
富士山麓の火山灰土(黒土)は、水を含むとぬかるみ、重機で走るほどにこねて掘れてしまいます。 一方、尾根などの硬い地層には砕石のような硬い材料が含まれています。私たちは尾根を削って出た硬い材料(バラス)を 捨てずに路面へ撒き、路面を締めて崩れにくい丈夫な道にします。買ってきた砕石に頼らず、 山から生まれた材料を山の道へ還す。この現地発生材の活用が、私たちの道づくりを支えています。
加えて、ゴム板による水切りをこまめに設け、水を一箇所に集めず分散して排水します。 水の負担を散らすことで山全体にミネラルが行き渡り、森の成長そのものにも良い影響を与えます。
崩れない道づくりは、最初にどうしても手間とコストがかかります。それでも、一度崩れた道は元に戻せず、
そのたびに山は傷んでいきます。最初にしっかり崩れない道をつくっておけば、その山では長く林業を続けられ、
軽トラックでも山の奥まで入れる、誰もが使える道になります。
山は、山主さんからお預かりし、仕事をさせていただいている場所。その山を100年先まで健やかに残していくために——
私たちは今日も、崩れない一本の道をつくり続けています。
森のこと、お気軽にご相談ください
「山を相続したけれど、どうすればいいかわからない」——そんなご相談も歓迎です。 調査から補助金の申請まで、まとめてお手伝いします。

